適応障害になった家族や友人に「かけてはいけない5つの言葉」と「かけるべき言葉」

こんにちは、小学生+双子の3姉妹を育てるワーママのロック(rock_transfer)です。

2年前の冬、私は仕事のプレッシャーとストレス、双子育児のストレスが重なり「適応障害」という心の病気を患いました。

ロック

最近では女優の深田恭子さんが、適応障害での休業を発表されましたね

身近な人が「適応障害」や「うつ病」を患っているとき、どのような言葉をかけたらいいのか?考えてしまうと思います。

実は私自身、友人がうつ病だと告白してくれた時に、どんな言葉をかけるべきかわからなくなってしまった経験があります。

この記事では、適応障害を経験した私が、どんな言葉が辛かったのか、どんな言葉が嬉しかったのか、を振り返ってみました。

厚生労働省によると、「適応障害と診断されても、5年後には40%以上の人がうつ病などの診断名に変更されている」という現実があるようです。

つまり、適応障害はうつ病の一歩手前と言えます。

身近な人が精神的に落ち込んでいる時に、どう支えてあげられるのか?参考になったら嬉しいです。

目次

適応障害になりやすい人の特徴

適応障害のことを色々と調べるうちに、私自身が「適応障害になりやすい人」の特徴に、とても当てはまっていることに気が付きました。

ロック

病気になる前は「私はうつ病にはならないタイプ」と思い込んでいました

しかし、適応障害やうつ病を知れば知るほど、私自身がメンタルに不調を抱えやすい特徴を持っていることに気が付きました。

適応障害になりやすい人の特徴

  • 真面目すぎる
  • 頑張りすぎる
  • 責任感が強すぎる
  • 周りからどうみられるかを気にしすぎる
  • 人に頼れない
  • 完璧主義すぎる

これらの特徴を持った人は、周囲からの期待に「本来の自分の能力以上に応えたい」と考え頑張りすぎてしまいます。

しかし、いくら頑張ったところで、本来の能力以上の結果を出すことは容易ではなく、すると今度は「自分は無能だ」と感じてしまうのです。

休職を決断するまでのハードル

休職を決断するまでのハードル

適応障害だと診断され、主治医から休職を促されているけど躊躇してしまう…

強いストレスを感じ、毎日ツライと感じているのに、その環境から離れることに二の足を踏んでしまうのは、何か理由があるはずです。

  1. 休職による収入減
  2. 家族に心配や迷惑をかけてしまう
  3. 会社や部下に迷惑をかけてしまう
  4. メンタル不調を知られることが恥ずかしい

そのほかにも、環境によりさまざまな不安はつきまといます。

ロック

私の場合、最後まで引っかかっていたのは①と③でした

ハードル①:休職による収入減

「仕事が辛い」と夫に打ち明けた時、夫はこう言ってくれました。

ろく夫

家のことは僕がなんとかするから、ロックは休んだほうがいいよ

ロック

ありがたいけど、ろく夫の収入だけではなんとかならないな…

休職前、世帯収入の7割を妻(ロック)の収入で賄っていたため、夫が「なんとかする」と言ってくれても、「なら休もう」とは思えなかったのが本音です。

これは、専業主婦の家庭で、夫が適応障害と診断されたケースでは、もっと深刻な問題になりえると思います。

しかし、会社員であれば最長1年半は「傷病手当金」が受け取れます。

ざっくり月給の2/3が受け取れるので、少し節約をすれば生活できる金額だと思います。

こういった社会保障を知らずに、給料がゼロになることだけを心配している場合には、国からの補償があることを伝えてあげて欲しいです。

傷病手当金についてまとめた記事はこちら。

ハードル②:周りにに迷惑をかけてしまうという気持ち

私の場合、最後まで引っかかっていたのは部下に対する想いでした。

当時私には、直属の部下が25人ほどいました。

私の代わりはいない!」なんていう気持ちはさらさらありませんでしたが、当時の勤務先の状況として「今の部内に、私の代わりになる人はいない」というのは感じていました。

それは、年齢、社歴、経験、取引先との信頼関係などが影響するもので、決して部下の能力の問題ではありませんでした。

ロック

私が急にいなくなったら、部下たちが困るはず。見捨てられたと思うだろうか…

そんな感情が最後まで消化できず、「会社に行きたくない」と思いながら必死で出社していました。

しかし、現実には私一人いなくなったところで、仕事はちゃんと回ります。

反対に、家族はどうでしょうか?

家族にとってあなたや私はたった一人の存在で、交代要員はいません。

ロック

私がうつ病になって、家事や育児もできなくなったら家族はどうなる?それだけは避けないといけない

そう考えるようになり、休職する踏ん切りがつきました

いま、周りへの迷惑を考え無理を続けている人がいたら、何よりも自分を一番大切にして欲しいです。

自分が壊れてしまったら、家族には今よりもっともっと心配をかけることになります。

適応障害になったという時点で、あなたは責任感の強い人なはずです。

なぜなら、適応障害とは「適応できなかった」わけではなく、「過剰に適応して(合わせて)いた」結果、脳や体が疲れ切ってしまった状態のことだからです。

いままでずっと我慢を重ね、努力してきた結果が「適応障害」として現れてしまったのだから、もう無理をせず休んでいいんです。

適応障害の人にかけてはいけない5つの言葉

適応障害の人にかけてはいけない5つの言葉

「わかるわかる。私もそういう時あるよ」

一見、共感してくれているように感じるのですが、自己肯定感が下がっている状態でこれを言われると、「みんな頑張っているのに、自分は頑張れずに病気になっちゃった」と自分自身を責めてしまいます。

特に何も言われなくても「保育園のママ友は、仕事と親の介護を両立できてるのに…」「5人兄弟のママはニコニコ笑顔で育児できてるのに…」と、すべてにおいて自分が無能で役に立たない人間だと考えてしまうのです。

適応障害を患っている人に対しては、共感よりも寄り添い(傾聴)をしてあげてください。

「せっかく頑張ってたのに残念だったね」

一番残念だと感じているのは本人です。

適応障害を発症した人は、頑張って頑張って、限界まで達してしまったために体調に異変が生じている状態です。

「せっかく頑張ってたのに」と言われてしまうと、諦めてしまった自分がダメだと責められているような気持ちになってしまいます。

頑張ってきたことを肯定するように伝えてあげることが大切です。

「はやく元気になってね」

この言葉はプレッシャーとなります。

「早く元気にならなきゃ」「早く仕事に復帰しなきゃ」と気持ちばかりが焦り、ゴールを設定されているようで辛く感じてしまいます

私の会社は、「病気療養は最長6か月まで」と決められており、6か月経過しても復職が難しい場合は退職になります。

そのため「6か月以内に回復しなかったらどうしよう」と不安な気持ちが大きくなり、回復の兆しが見え始めるまでは、気が気じゃなかったです。

「元気になってね」ではなく「ゆっくり休んでね」と言ってあげると安心できると思います。

「気にしすぎだよ」

この言葉は、どちらかというとHSP気質の人が言われたくない言葉かもしれません。

私自身、「中度のHSP」と診断されており、このHSP気質が適応障害発症に大きくかかわっていたと思います。

HSPの人は「気にしている」のではなく、「気になってしまう」んです。

気にしないようにと意識すればするほど「気になってしまう」んです。

自分ではどうしようもないことなのに「気にしすぎだよ」と言われてしまうと、八方塞がりのような気持ちになり、「そんなこともできない自分」を責めてしまいます。

「こっちは心配してるのに」

これは、私が実際に両親に言われた言葉です。

休職が決まり、育児からも離れてしばらくゆっくりするため、1週間ほど実家に帰ることにしました。

私の実家は田舎で、徒歩圏内に公共交通機関が無く、しかも私はペーパードライバーなので一度実家に入ると自力で出かけることができません

そのため、実家に帰る前に地元の幼なじみの家に1泊してから帰省することにしました。

幼なじみは私と同じワーママで、お互いが0歳のときから保育園で一緒に過ごしてきた人です。

私のことを理解してくれる幼なじみに話を聞いてもらいたくて会いに行きました。

しかし、帰省当日「●●ちゃんの家に泊まってるから、●●駅から帰るね」と両親に伝えると、「昨日から帰って来てるなんて聞いてない。こっちは心配して待ってるのに!」と怒られました。

ロック

心配しているなら、なぜ私の気持ちが落ち着くまで待ってくれないんだろう?
なぜ友達と会うことを、親に伝えておかなきゃいけないんだろう?

私は「親にも大切にしてもらえない」という感情があふれ、電話越しに号泣しながら自分の気持ちを訴えることしかできませんでした。

〜してあげているのに」という言葉は、気持ちが落ち込んでいる時じゃなくても嫌な気持ちになりますよね。

「家で何してるの?」

何もしていないんです

  • ボーっとしている
  • テレビを見ている
  • 漫画を読んでいる
  • ネットをしている
  • 昼寝している

こんな生活なので、家で何をしているか聞かれるのが嫌でした

主治医にも「休むことが治療」と言われてはいましたが、休むことへの罪悪感はなかなか消えませんでした

そのため、家で何をするでもなく過ごしている、ということに後ろめたさを感じていたのだと思います。

適応障害の人が言われて嬉しい言葉

適応障害の人が言われて嬉しい言葉

休むことを肯定する言葉

ひとつめは「休むことを肯定する言葉」です。

  • 「そのうちやる気になるよ。今はとにかく休もう」
  • 「ゲームとか漫画とか読んでおけばいいよ」

休職が決まったとき、うつ病で休職経験がある先輩に相談しました。

ロック

休職中って何してましたか?自己啓発本とか読んだほうがいいでしょうか?

先輩

自己啓発しなくていいでしょ(笑)。まずは楽しさ優先で漫画とか読んでおけばいいよ

休むことへの罪悪感から「何か有益なことをしなくちゃ」と考えていた私は、先輩の一言で気持ちが軽くなりました。

これまでの頑張りを認めてもらえる言葉

もう一つは、「これまでの頑張りを認めてもらえる言葉」です。

私の休職が決まったときに、業務をサポートしてくれていた直属の部下が、こう言ってくれました

ロックさんがやってきてくださったことは、ロックさんにしか出来なかった仕事です

当時私は、こんな結果になったのは私の能力不足のせいだ、と自分を責め続けていました。

部下たちも無能な上司だと思ってるに違いない」と思い込み、恥ずかしさや、申し訳なさでいっぱいでした。

そんな精神状態のときに、一番近くにいた部下から言ってもらったこの言葉で救われた気がしました。

自分は十分頑張った。やれるだけのことはやった。
自分が弱いからじゃなく、無理して頑張りすぎたから病気になったんだ。

そう思えるようになってからは、だいぶ気が楽になりました。

自分の頑張りを認めてもらう手段として「カウンセリング」も効果的です。

日本産業カウンセラー協会も、うつなどで休職している人へのカウンセリング効果を認めています

ロック

私も、少し体調がよくなってきたころに「オンラインカウンセリング」を受けました

まとめ

この記事では、適応障害やうつ病だと診断された人へ「かけてはいけない言葉」「言われて嬉しかった言葉」を紹介しました。

適応障害の人にかけてはいけない言葉
  • 「わかるわかる。私もそういう時あるよ」
  • 「せっかく頑張ってたのに残念だったね」
  • 「はやく元気になってね」
  • 「気にしすぎだよ」
  • 「こっちは心配してるのに」
  • 「家で何してるの?」
適応障害の人が言われて嬉しい言葉
  • 休むことを肯定する言葉
  • これまでの頑張りを認めてもらえる言葉

振り返ってみると、私は「仕事をすることで自分の承認欲求を満たしていた」のかもしれません。

ロック

今は、部署異動により業務量とストレスは激減しました!

コロナ禍によりテレワークがすすみ、空いた時間でブログや映画を見ることもできます。

年収は半減しましたが、「今度は自分のペースで走ってみよう」と思えるようになりました。

小さな成功体験を積み重ねて、自己肯定感も復活しつつあります。

もし、身近な人が適応障害やうつ病と診断されたら、まずはこれまで頑張ってきたことを認めてあげ、ゆっくり休んでいいんだということを伝えてあげて欲しいです。

最後に、私は休職中にいろいろな本を読みました。

その中で、すごく腹落ち感のあった本、新たな気づきや救いがあった本を紹介します。

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