こんにちは、小学生+双子の3姉妹を育てるワーママのロック(rock_transfer)です。
0歳児の双子育児で一番つらいのが寝かしつけ&夜泣きではないでしょうか?
実は我が家では、双子が0歳の時から寝かしつけ不要の育児法「ジーナ式」を取り入れています。
寝かしつけ不要のネントレ(ねんねトレーニング)として有名で、「良質な睡眠を確保して、心が満たされ機嫌のいい赤ちゃんを育てましょう」という内容の育児法です。
この記事では、ジーナ式の細かなルールの中で、実際にロックがやったこと、やらなかったことを紹介します。
最近では、ジーナ式のルールを一部取り入れ、あとは自己流でネントレする「ゆるジーナ」という言葉も出てくるほど、一般的になってきたと感じます。

決めごとは多いですが、私は「ジーナ式」のおかげで双子育児を乗り切れたと思っています。


この記事では、取扱説明書も熟読するロックが、ジーナ式の書籍「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」を繰り返し読んで実行した内容をお伝えします。


寝かしつけの必要がなくなる「ジーナ式」とは?
「ジーナ式」とは“寝かしつけの必要がなくなる”と言われている「育児メソッド」です。
現在も世界中の多くの人々から支持を得ている育児方法のひとつと言われています。
イギリス王室はじめ世界各地の三百を超える家庭のカリスマ・ナニー(乳母)を務めてきたのがジーナ・フォードさん。
1999年に出版した「赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」は、100万部のベストセラーとなりました。


ロック家がジーナ式を始めたきっかけ
長女(一人目)のときは、長女が寝るまで寝たふりをしたり、一緒に寝落ちしたりしていましたが、双子が生まれてから二つの問題が浮上しました。
- 双子が一緒に寝てくれないと、親の休まる時間が無い
- 夫婦で双子をそれぞれ抱っこで寝かしつけをしていると、長女の寝かしつけができない(まだ一人で寝られませんでした)
特に長女の寝かしつけに関しては、双子がなかなか寝てくれないため、当時4歳の長女を23時半まで待たせてしまったことがありました。



このままじゃだめだ。長女まで睡眠不足になっちゃう
そう思ったロックは、以前から名前だけ知っていた「ジーナ式」にチャレンジしてみることにしました。
ジーナ式の体験談と具体的なスケジュールはこちら


ジーナ式をやって感じたメリット・デメリット


ジーナ式をやって感じた6つのメリット
メリット①:寝かしつけにかかる時間が1分
0歳のうちは、本当に1分どころか5秒で寝てくれます。
どちらかというと、昼寝時間まで起こしておくほうが大変でした。



寝ない子を寝かそうとするより、眠い子を起こすほうがよっぽど気持ちが楽でした
メリット②:昼寝、就寝の時間が決まるので、スケジュールを立てやすい
- 昼寝の時間に夕飯準備しよう
- 19時に双子が寝てから、長女とゆっくり夕飯を食べよう
など、昼寝や就寝時間がほぼ固定されるので、「双子が寝たらアレをしよう」と考えられます。
いつ寝てくれるかわからない、二人同時に寝てくれないかもしれない、という状況が続くと、「双子が寝てるうちに自分も眠らなきゃ!」となりませんか?
私も「ジーナ式」を始める前はそんな感じでした。
ジーナ式を始めてからは、未来の予定が立てられるのでストレスが減りました。
メリット③:赤ちゃんが泣いている原因がわかる
ミルクの時間や昼寝の時間が決まっているので、赤ちゃんが泣いている原因がわかるようになります。



「まだ眠くないはずだからオムツかな?」
「次のミルクまでは1時間あるから空腹ではないな」
という感じで、原因を消去法で特定できるようになります。
メリット④:起きてる間は機嫌が良いことが多い(黄昏れ泣きが無い)
夕方ごろに赤ちゃんがぐずぐずすることを「黄昏泣き(コリック)」といいますよね。
ジーナ式が軌道に乗ると、この黄昏泣きが収まると言われています。
ジーナさんは、黄昏泣き(コリック)の原因はこの3つだと言っています。
- 赤ちゃんが欲しがるだけ授乳する習慣がついていること
- ミルクで育てている場合、ニプル(哺乳瓶用の乳首)が合っていないこと
- 母乳の出が少なくなる夕方にお腹が満たされなくなってしまうこと
書籍には、それぞれ対処法が細かく書かれているので、ひとつずつ試して改善することができます。
メリット⑤:夫に任せて外出しやすい
寝かしつけが、おくるみやスリーパーを着せてベッドに寝かせるだけなので、夫に任せて外出しても心配がありません。
ロック家では、アプリ「ぴよログ」でスケジュールを共有していたので、例えば美容院に行っていても「あ、昼寝始めたな」とか「起きたな」とかがわかり、安心できました。
また、病後児保育でシッターさんをお願いしたときは、



11時45分になったら、寝室に連れていき退出しちゃって大丈夫です



本当に自分ですぐ寝ちゃいました!すごいですね!
と驚かれました。
寝かしつけるのがママやパパじゃなくても、時間になったらスムーズに入眠できるようです。
メリット⑥:スケジュールという軸があるので、育児に迷いが生じにくい
細かなスケジュールが決められているので、「おなかすいたかな?」「お昼寝しすぎかな?」など、迷うことがありませんでした。
私はHSP気質で、細かなことが気になってしまうので、「ジーナさんのいう通りにしておけば大丈夫」という安心感がありがたかったです。
ジーナ式をやって感じた3つのデメリット
デメリット①:昼寝の時間と外出が重なる時間に出かけにくい
たとえば、集団予防接種や〇か月検診など、昼寝の時間と重なる外出をすると、一時的にスケジュールが乱れたりすることもありました。
ただ、すでに軌道にのっていれば、1日スケジュールがズレても、すぐに元のスケジュールに戻せます。



連続で外出してお昼寝できなかった、などじゃなければ大丈夫です
デメリット②:ベビーカーや明るいところだと目を覚ますようになる
昼寝の時間に外出しなければいけない場合、普段と環境が違うせいか、早めに目を覚ましがちです。



ジーナ式をやっていない長女は、ベビーカーで2時間くらい平気で昼寝してました
デメリット③:日本の育児法とは異なる部分も多く理解されにくい
- 母乳は好きな時に好きなだけ飲ませて良い
- 添い寝で寝かしつけ
- 3時間ごとに起こして夜間授乳
など、昔ながらの育児法とは異なる部分も多いため、「ジーナ式やってます」とあまり大きな声でいいにくい雰囲気は感じます。
ママ友などに話してみても「あ~なんか聞いたことあるかも」というくらいで、あまり興味を持たれない事が多いです。
本心では「全てのママパパにおススメしたい!」と思っていますが、あまりゴリ押しもできないのでブログで情報発信しています。
ジーナ式のルール
- 朝は7時までに起こし、夜は19時までに就寝
- 朝7時~夜23時までに必要な母乳・ミルクを飲む
- 授乳は赤ちゃんの目を覚ましてからする(うとうとした状態でしない)
- 赤ちゃんと親は別室で寝る
- ベビーベッドに寝かせる
- おくるみ、スリーパーを着せる
- おくるみの上からベッドシーツでしっかり身体を固定する
- 昼寝の時間を守る
- 寝る場所は真っ暗にする
- 寝る前に行う決めごと(睡眠導入儀式)をおこなう
- 抱っこで寝かしつけはしない
- 赤ちゃんが寝た後泣きだしても、しばらく様子を見る
- お風呂の前後で振り分け授乳をする(軽く授乳~お風呂~再度授乳)
細かな決まりごとは他にもありますが、ざっくりとこんな感じです。
羅列すると「こんなの無理~!」と感じるかもしれませんが、毎日のルーティンなので慣れてしまえば意識せずに続けられました。
ジーナ式で私が実際にやったこと
- 朝は7時までに起こし、夜は19時までに就寝
- 朝7時~夜23時までに必要な母乳・ミルクを飲む
- 授乳は赤ちゃんの目を覚ましてからする(うとうとした状態でしない)
- おくるみ、スリーパーを着せる
- 昼寝の時間を守る
- 寝る場所は真っ暗にする
- 抱っこで寝かしつけはしない
- 赤ちゃんが寝た後泣きだしても、しばらく様子を見る
- お風呂の前後で振り分け授乳をする(軽く授乳~お風呂~再度授乳)



きっちりとルールが決められていることが、私の性格に合っていました
環境やスケジュール等、かなり忠実に実行していたと思います。
ジーナ式で私がやらなかったこと
- 赤ちゃんと親は別室で寝る
- ベビーベッドに寝かせる
- おくるみの上からベッドシーツでしっかり身体を固定する
- 寝る前に行う決めごと(入眠儀式)をおこなう



親子別室など物理的に難しかったことは諦めました
「入眠儀式」は、ジーナ式以外でも推奨されていますが、わが家では特に行っていませんでした。
入眠儀式がなくても、「時間になったら寝室に行く→スリーパーを着る→電気を消す」という流れが入眠儀式のような役割を果たしていたように感じます。
まとめ
この記事では、ネントレ「ジーナ式」のメリット、デメリット、ロックが実際にやったこと、やらなかったことを紹介しました。
「軍隊のようだ!」と揶揄されるジーナ式ですが、すべてを厳密に守らなくても、赤ちゃんの睡眠改善には一定の効果を感じました。



「ゆるジーナ」という言葉もありますね
ジーナさんが暮らす英国と日本では住居環境も生活ルールも異なります。
無理のない範囲で自分に合うネントレを探してみても良いですね。
ロックの実感としては、最低限下記だけ守れば効果が出ると思います。
- 朝は7時までに起こし、夜は19時までに就寝
- 朝7時~夜23時までに必要な母乳・ミルクを飲む
- おくるみ、スリーパーを着せる
- 寝る場所は真っ暗にする
- 抱っこで寝かしつけはしない
- 赤ちゃんが寝た後泣きだしても、しばらく様子を見る(自力で再入眠できるため)
とはいえ、最初はアレンジせずにスケジュールをこなしてみることをおすすめします。
書籍には「問題が起きたときの解決方法」が書かれているので、まずはジーナ式の本を一通り読んでみることが、ジーナ式を軌道に乗せるコツかなと思います。



みなさんの安眠ライフを応援しています!






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